放出候補から、キャプテンへ…。
この夏、スティーヴン・ジェラードがMLSへと移籍したリヴァプール。彼が担い続けたキャプテンの後任がMFのジョーダン・ヘンダーソンに決まった。
#LFC's new captain - @JHenderson pic.twitter.com/FyBbQgMOp2
— Liverpool FC (@LFC) 2015, 7月 10
リヴァプールでの5年目を迎えるヘンダーソンは25歳。退団したダニエル・アッガーに代わり、昨季から副キャプテンに任命されており、ジェラード本人からも推されるなど、順当な指名と言える。
ヘンダーソン本人はこのように語っている。
非常に嬉しいし、誇りに思う。このクラブでキャプテンに任命されることはとても名誉であり、特権でもある。僕はスティーヴィー(ジェラード)から多くを学んだ。このクラブのキャプテンとしてピッチ内外での振る舞い方を。
ヘンダーソンは2011年にサンダーランドからリヴァプール入りするも、当初は本領を発揮できず。翌2012年にブレンダン・ロジャーズが指揮官に就任した際には500万ポンド(約9.3億円)でフラムへ移籍することについて交渉することが許可されていたという。
そのような立場にあったヘンダーソンだが、退団ではなくリヴァプールで地位確立のために戦うことを決め、現在では主力として押しも押されもせぬ存在へと成長を遂げた。
ジェラードという偉大な前任者の後を任されるのは重責に違いないが、挫折から這い上がったヘンダーソンならきっとその任に堪えられるはずだ。