16日、リヴァティー・スタジアムで行われたプレミアリーグ第29節スウォンジー対リヴァプールの試合ではこんなシーンがあった。
ようやく故障が明け、この日ベンチ入りしたジェラード。0-0という展開からか早い段階でウォーミングアップを開始しており、アウェイの地に駆けつけたリヴァプールファンからもお馴染みのあのチャントが飛んでいた。
今シーズン限りでイングランドから離れるそんなジェラードに、よほど特別な思いがあったのだろうか。ウォーミングアップ中、スウォンジーのボールボーイがジェラードのユニフォームをかたどった紙のようなものを手渡すシーンが現地のテレビに映っていたのだ。
結果的にジェラードはこのプレゼントを受け取りこそしなかったが、少年のもとに駆け寄り握手をしている。
英国各紙はこの紙を「ボールボーイが手渡した」としているが、観客から手渡されたものだという可能性もある。しかしいずれにせよ、アウェイのボールボーイにも優しく握手し頭をなでるといった行為は、ジェラードのパーソナリティが窺える素敵なシーンであった。
なお、試合はジョーダン・ヘンダーソンのゴールによりリヴァプールが0-1で勝利している。