7月11日、カタール・スターズリーグのアル・アラビは「元イタリア代表MFジャンフランコ・ゾラ氏が、クラブの指揮を執るためにカタールに到着した」と公式発表した。
ジャンフランコ・ゾラは1966年生まれの49歳。かつてはナポリ、パルマ、チェルシー、カリアリで活躍したイタリア屈指のファンタジスタとして知られた選手で、引退後はウェストハム、ワトフォードとイングランドで監督デビューを果たしていた。
昨年はズデネク・ゼーマン氏が成績不振で解雇されたために12月末に古巣カリアリの監督に就任するも、わずか10試合で解任されてしまい、その後釜にゼーマン氏が復帰するという屈辱的な結果に終わってしまっていた。
アル・アラビはカタールリーグ7回の優勝を誇っている古豪ではあるが、近年は経営危機を経験するなどして中位を彷徨う立場となっており、低迷を続けていた。
昨年はかつて鹿島や京都でプレーしたドゥトラやイラン代表FWのアシュカン・デジャガーを獲得したものの、リーグでは8位と成績が伸びなかった。先日はロベルト・カルロス監督就任の噂があったが、これは本人から公式に否定されている。
また、アル・アラビは同日マルセイユからフランス代表DFロド・ファンニをフリーエージェントで獲得したことを発表している。