ヴァヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は来月に中国で行われる東アジアカップで、北朝鮮、韓国、そして中国と対戦する。
開催国であり対戦国にもなる中国と言えば、時にかなり荒いプレーをやることでも知られている国。
直近の国内リーグ戦でも危険なプレーがあった。中国1部リーグ第21節、遼寧宏運vs江蘇国信舜天戦でのワンシーンがこれ。
赤いユニフォームの遼寧宏運の4番、ソン・シリンが相手22番ウー・シーの足を思い切り蹴り飛ばしている。もはやボールなど関係なく、タックルとさえ呼べないプレーであったが、主審のジャッジはイエローカード…。
実際にはガリッという衝撃音さえ聞こえる危険極まりないシーンだったにも関わらず、ソン・シリンには悪びれる様子はなし。現地でもバイオレンスと伝えられたこのプレーで負傷したウー・シーはこの後、途中交代になっている。これには江蘇国信舜天のダン・ペトレスク監督もかなり不満だったようだ。
なお、負傷交代となったウー・シー(Wu Xi)は東アジアカップの中国代表メンバー23名にも選ばれている26歳のMF。小柄だが非常に機動力に優れているタイプで、小気味よいドリブル突破と質の高いクロスボールを武器とする選手である。怪我の状態についてはまだ不明。
日本代表と中国代表の対戦は来月9日に行われる。