7月29日、イタリア・セリエAのローマは「アーセナルからポーランド代表GKヴォイツェフ・シュチェスニを獲得した」と公式発表した。
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— AS Roma (@OfficialASRoma) 2015, 7月 29
契約期間については今季終了までのローン。レンタル料については明かされておらず、購入オプションの有無についても記載されていない。
ヴォイツェフ・シュチェスニは1990年生まれの25歳。2006年にレギア・ワルシャワからアーセナルの下部組織に加入し、ブレントフォードへのレンタル移籍を経験した後にトップチームでも出番を獲得し、昨季の中盤までレギュラーとしてゴールマウスを守ってきた。
また明るい性格で知られ、アーセナルのクラブTVやイベントなどではめざましい活躍を見せるムードメーカーの一人でもあった。
しかし昨季から今季にかけては、ダビド・オスピナの台頭で2番手に降格し、さらに今夏ペトル・チェフの加入によって3番手にまで落ち込む…とまさに波乱の一年となっていた。
チームを離れる可能性が高いというのは以前から伝えられており、その移籍先の候補はローマが有力だと言われていた。その通り、彼にとって初めてのイタリア・セリエAでの挑戦に向かうことが決まった。
ローマは現在守護神を務めているモルガン・デ・サンクティスが高齢になっており、今季限りで引退、あるいはアメリカに向かうのではないかと言われている。そのため今夏はその後釜候補としてペトル・チェフやサミール・ハンダノヴィッチなど多くのGKとの噂が流れていた。