座談会最後は『システムは4-3-3』 、『インパクト重視』でメンバーの皆様に選出していただいたリーガ・エスパニョーラの各ポジションのMVPについてです。

参加者皆様に選んでいただいたものを送っていただき、編集・書記・司会の方を今回担当した結城康平が、それぞれの選手について簡単なコメントを書かせて頂きました。

リーガを継続的に見ていた訳ではないというのもあり、補足的な意味でそれぞれの選手のプレー動画も貼ってあります。ではでは、最後までお楽しみください。

《前回を読む》


ピボーテ、グジェゴシュ・クリホヴィアク(セビージャ)
→移籍金450万ユーロからは予想出来ない、圧倒的なクオリティ。各地から称賛の声

MVP候補、リストアップ選手。 ブスケツ(バルセロナ)
ブルーノ・ソリアーノ(ビジャレアル)
モドリッチ(レアル・マドリー)
ハビ・フエゴ(バレンシア)
クロース(レアル・マドリー)
イグナシオ・カマーチョ(マラガ)
ラセン(ヘタフェ)
ダニ・ガルシア(エイバル)

中盤の底、「ピボーテ」。スペインのフットボールにおいて重要視されるこのポジションには、特に実力者が揃いました。

バルセロナで、これまで通り圧倒的なパフォーマンスを披露したブスケツ、負傷がチームにとって痛手になったレアル・マドリードのモドリッチ、バレンシアの守備を支えたハビ・フエゴ、高いパス成功率を誇ったトニ・クロース、マラガで安定したパフォーマンスを見せたカマーチョ。ビジャレアルを支えるブルーノ・ソリアーノも、広く知られた実力者です。

豪華過ぎるメンバーを候補者リストに追いやって、セビージャ加入以前は無名に近かったポーランド人MFグジェゴシ・クリホヴィアクが受賞。

EL優勝のセビージャを支えた怪物には、座談会メンバーも驚かされたはずです。シンプルで効果的なパスをキッチリと出すだけでなく、恐れるべきは長い脚を生かしたボール奪取能力の高さ。かわしたと思ったら、1つ伸びてくるようなタックルで相手のボールを容赦なく奪い去る姿は、まさに無骨な中盤の門番。

空中戦も強く、プレミアの強豪が欲しがる選手なのは間違いない感じがします。この選手を450万ユーロで獲得してくるセビージャのフロントの目利き能力は、驚異的なものですね。