トッテナムのアカデミーに加入したミラーは着実に成長を続ける。2012-13シーズンはU-18チームで13試合1ゴール、2013-14シーズンはU-18チームで25試合7ゴールをあげ、U-21チームにピックアップされるようになった。そして、2014-15シーズンにはトップチームの背番号をもらうまでに至ったのは先に述べたとおりだ。

一方で、先の発言とは裏腹に母は女優のジャニーン・ウッド、父サム・ミラーもTVドラマのディレクターを務めているだけあって、すぐに芸能界から足を洗うことはできなかった(デビュー作品の『Krakatoa:The Last Days』でも父がディレクターを務めていたもの)。そのために2009年、2010年と1本ずつではあるが俳優業をこなし、2013年頃よりサッカー選手に集中することになった。

トッテナム加入当時、彼のアイドルはディミタール・ベルバトフだったという。そのベルバトフはトッテナムで2008年の夏までプレーしており、2シーズン連続で二桁ゴール&アシストを記録している。

憧れの選手と同じチームでプレーする選択をしてから約8年、ミラーはイングランドU-18代表にピックアップされるまでに成長した(写真はオフィシャルサイトより現在の姿)。

ちなみに、2014年1月にベトナムで開かれた『Nutifood Cup』ではトッテナムU-19の一員としてU-19日本代表と対戦しており、先発出場している。

トッテナムではストライカーと表記されているミラーだが、現在はどちらかというと両サイドでプレーしチャンスメイクする方が得意だ。それでも『footballtransfertavern』では、ハリー・ケインの後釜候補5名としてジョシュ・オノマー、コナー・オギルヴィー、ダニエル・アキンダイーニ、ハリー・ウィンクスと共に選出されたりもしている。

ストライカーか、はたまた攻撃的MFか。かつて俳優業とサッカー選手を天秤にかけた彼は、また新しい選択を迫られているようだ。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい