カルロス・ケイロス
「イングランドのフットボールに戻ることは夢だ。私はあそこを離れたが、仕事をやりきったという感覚はない。
オファーはあったが、残念なことに私が仕事を離れられなかったときに来た。私は他のコーチをリスペクトしている。そして、私は簡単に取り引きを行うような人間でもない。契約の最中に『バイバイ、私はもっといい仕事を他の場所でするよ』と言える人間でもない。
私はイングランドに戻るチャンスが少なくとも2回あった。しかし、それはワールドカップの半年前だったし、そうすることは正しくなかった。
そのような振る舞いで仕事を始めたならば、すぐに尊敬や信用を失ってしまうだろう――と私は思っている。そして、その誰かがそうするならば、取り引きをする相手もそうしてくるだろう」
「(イランでの退任騒動について)
私にとってはもう終わりだった。そして、他の国で2,3のチャンスがあった。しかし、二つの有力な関係者が私を留めさせてくれた。
その一つは選手だ。彼らは非常に素晴らしい人物で、国全体も私に残るよう願っていた。最も重要なのはイランのファンだ。彼らが引き留めるなら、それを断ることは難しかったんだ」
「(トルクメニスタンとのドローについて)
我々は、状況が良くなる可能性があるならば、望みを決して失わない。しかし、物事がこのように進み続ければ、成功を収めるのは非常に難しくなるね。
私は、ワールドカップ2018を“ミッション・インポッシブル”と呼んでいる。我々はまずトム・クルーズが必要だ」
カルロス・ケイロス、ユナイテッドの過ちやイランでの仕事を語る
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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