『USA Today』など各メディアは「カタールは、世界最古のサッカークラブであると言われるシェフィールドFCに投資する」と報じた。

シェフィールドFCは1857年に設立されたという歴史を持ち、FIFAにも「世界最古」と認められているクラブとして知られる、

この当時にはハッキリとしたサッカーの定義も決まっていなかったものの、このクラブの会員であったウィリアム・プレスト、ナサニエル・クレスウィックらが「シェフィールド・ルール」を策定し、フットボール協会が規則を統一するまで独自の形でプレーをしていた。

その後イングランドサッカー界がプロ化していくにしたがってクラブは衰退し、現在は8部に当たるノーザン・プレミアリーグ・ディヴィジョン・サウスに所属している。

記事によれば、カタールはこのクラブに対して10~15万ポンド(およそ1900~2900万円)の投資を行う可能性が高いとのこと。

その理由は、カタールのワールドカップ委員会事務局長を務めているハッサン・アル・ターワディ氏はシェフィールド大学で教育を受けていたことがあり、そのときにシェフィールドFCとの関係があったからであるという。

シェフィールドFCは先日からグランド、投光照明、メインスタンド、ドレッシングルーム、クラブオフィスを備えた新しい設備を構築することを目標に投資を呼びかけており、その目標額は15万ポンドであった。

これまでドイツ・ブンデスリーガやザンクト・パウリ、ロート=ヴァイス・エッセン、FCユナイテッド・オブ・マンチェスターなどから支援を取り付けており、8月末の段階で27665ポンド(およそ500万円)を集めていた。

シェフィールド市は7月の終わりに60日の猶予を彼らに与えているため、残りはあと14日。カタールからの投資が入れば、少なくともノルマの大半が満たされることになる。

【厳選Qoly】イングランド代表の「EURO2024メンバーから漏れた」大物スター5名