5月4日、『西ドイツ放送(WDR)』は「2022年ワールドカップにまつわるドキュメンタリーを撮影していた2名の記者が逮捕、拘留され、撮影機材や通信機器を没収されていた」と発表した。

以前から大きな問題となっているカタール開催の2022年ワールドカップ。入札に関連して行われたとされる汚職、建設現場における人権侵害、さらに酷暑から来る日程など、これまでにないほどの批判を受けている。

そして、西ドイツ放送のカメラクルー2名は、それに関するドキュメンタリーの撮影を行うとともに、労働環境や移民問題について政府高官への取材を求めていた。

ところが、発表によればその取材中にクルーは政府当局によって逮捕されてしまったとのことである。14時間の拘束の末に解放されたものの、ドイツに帰国することは5日間許されなかった。

さらにカメラやノートパソコン、携帯電話は没収され、全てのデータが消去された上、破壊された状態で4週間後に帰ってきたとのことだ。

そして、ドイツ公共放送連盟(ARD)のフローラン・バウアー氏は、ツイッターで自身がその拘束された記者であると明かしている。

この模様が収められたドキュメンタリー 『売られたフットボール~ゼップ・ブラッターとFIFAの力』は5月4日に初回放送された。日本での放送も是非望みたいところだ。

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