アルバニア代表ーポルトガル代表

今予選で快進撃を見せているアルバニア代表だが、ここで引き分けを取っておけば…と思う未来があるかもしれない。

7日のEURO2016予選ポルトガル戦、92分にポルトガル代表MFミゲウ・ヴェローゾのゴールを許し0-1で敗戦、勝ち点15でポルトガル、13でデンマーク、11でアルバニアと続いている。

アルバニアはいまだプレーオフ圏内の3位で試合数もデンマークより1つ少ない。それだけに、ここで勝ち点1があれば(ポルトガル13、デンマーク13、アルバニア12となり)、首位通過も見えただけに何とも悔しい敗戦となった。

試合後、アルバニアを率いるジャンニ・デ・ビアージ監督は「我々はこの敗戦を教訓にしなければならない。ポルトガルは数学的には安全な立場を確保した」とコメントしている。そう、サッカーに「たられば」はないのである。

北アイルランド代表ーハンガリー代表

アルバニアとは逆にロスタイムのゴールによって国際舞台への道を確実視したのが北アイルランド代表である。7日、ハンガリー相手に0-1と敗色ムード濃厚の93分、カイル・ラファーティがゴールを決め同点に追いついた。

この引き分けで勝ち点を18に伸ばしたことで、2位ルーマニアを勝ち点差1でかわし首位をキープしている。また、ハンガリーは3位と変わらず。ハンガリー側から見れば、まさしくアルバニアと同じ状況である。

北アイルランド代表のサポーターであるギャリー・マカリスターさんは、『Belfast Telegraph』に対して「彼らは既にヒーローであるけれども、1958年、1982年、1986年のように伝説になる機会を得た」と最大でワールドカップベスト8に進んだチームを引き合いに出してチームを賞賛した。

1ゴールをあげることができるか否か、それが「英雄」と「それ以外」をわけるのだ。

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