・59分

この試合、失点のプレーを除くとユヴェントスにとっては最も危険だったのはこのシーンだろう。

59分、ヴァンサン・コンパニからのくさびのボールをウィルフリード・ボニーがスルーでユヴェントス選手を欺くと、ここから再びカウンターがスタート。ダビド・シルバがスターリングにパスを出すと、スターリングはまたもやシュート。

しかし、これをブッフォンは左手一本で反応し、そのこぼれ球はシルバのもとへ。これをシルバが蹴り込んだものの、ブッフォンが素早い体重移動からこれをもう一度ブロックし、二度の決定機を防いでも見せた。

「良いGKは倒れない」というが、スターリングのシュートに対してブッフォンはギリギリまで倒れようとしていない。この“我慢”こそ、一流GKの証である。

【次ページ】ヤヤ・トゥレの意表を突くミドルシュートも…