U-19東南アジア選手権2015の決勝で、ベトナムがタイに0-6で完敗した。

タイは昨年以降、東南アジアにおけるあらゆるカテゴリーの国際大会を制しており、今大会でもレベルの違うサッカーを展開。ベトナム国内では最近、「タイを打ち破る方法を考えるのではなく、まずは短期間で急速な発展を遂げたタイから学ぶべきではないか」という意見も聞かれるようになってきた。

今から約20年前、発足当時のタイ・リーグに興味を持つ者など殆どおらず、多くのタイ国民は、ブラウン管越しに観るマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールに夢中になっていた。しかし、今では、タイ・プレミアリーグは、国民を虜にし、アジアでも屈指の熱狂的なリーグに成長している。

今年7月に行われた、共にナコーンラーチャシーマー県をホームとする初昇格のナコーンラーチャシーマーFCと、昨季王者ブリーラム・ユナイテッドの新ダービーは、スタジアムの収容人数を大きく超える3万5000人の観客を動員したという。

(C) vnexpress, スズキカップを制したタイ代表

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