先週末に行われたセリエA第6節ジェノア対ミラン戦、勝負を決したのはブレリム・ジェマイリのフリーキックだった。
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10分、ディエゴ・ペロッティが左サイドから仕掛けると、これにミランMFナイジェル・デ・ヨングがファール。
ゴールまで25mほどの距離でフリーキックを獲得したジェノアはジェマイリがキッカーを務め、強烈なキックがミランの選手に当たって軌道が変わる。そして、このボールがサイドネットに突き刺さりこれがジェノアが先制に成功すると、前半のうちにミランのアレッシオ・ロマニョーリが退場したこともあり、この1点を守り切り勝ち点3を獲得した。
そんなこの試合はジェノアのホームであるスタディオ・ルイージ・フェラーリスで行われたのだが、試合前には聞き覚えのある音楽がスタジアムに響き渡っていた。
そう、世界で最も有名なサポーターズソングである、"You'll Never Walk Alone"がスタジアムに流れ、サポーターたちの合唱に誘われるようにして選手たちがピッチに登場したのだ。
リヴァプールやセルティック、ドルトムントやFC東京などがサポーターズソングとして使用しているこの曲。もともとはミュージカル『回転木馬』の挿入歌として製作された楽曲であるが、その前向きな歌詞からサッカーの世界でもよく耳にする音楽である。
ジェノアもいつのタイミングからかこの曲を試合前に流すようになっており、その伝統は今シーズンも継続されているようだ。
ちなみに、このYou'll Never Walk Aloneは様々なアーティストが歌っているためいろんなパターンがあるが、ルイージ・フェラーリスで流れているのはアンフィールドやセルティック・パークで耳にするのと同じ、Gerry and the Pacemakersが歌うものである。