10月11日、『ESPN』は元マンチェスター・ユナイテッド監督アレックス・ファーガソン氏のインタビューを掲載した。

マンチェスター・ユナイテッドを27年指揮し、2013年に監督業から引退したファーガソン。

その後を継いだモイーズは結果を出せずに終わり、さらにその後任となったルイス・ファン・ハールも昨季は苦しいシーズンを過ごした。

今季は一時首位に立つなど復活を印象づけたものの、アーセナル戦での大敗で3位に転落。ファーガソン引退後の悪い流れはまだ断ちきれていない。

古巣の現状、そして監督が長期政権を築くことなどについて、ファーガソン氏は答えている。

サー・アレックス・ファーガソン

「監督を解雇することによって成功を得られるとは限らない。

その証拠はマンチェスター・ユナイテッドやノッティンガム・フォレスト、そしてアーセナルだ。もし長期間監督を保持すれば、一貫性を獲得し、そして成功を得ることができるだろう」

「(後任になったデイヴィッド・モイーズについて)

それは難しいことだ。思うに、27年間もそこにいた人物を置き換えるのは。私の哲学から見れば。やってきたもの、そして全てのスタッフが私のものだった。

彼らはそれがより良いという。アレックス・ファーガソンの後の二人目に来た人物はより裕福だ。

デイヴィッド・モイーズは不運だった。それは彼のためには働かなかった。いい男で、良い監督だよ」

ルイス・ファン・ハールはオランダで仕立てられた人物だ。それは、彼に仕事を与えるという点においての相関関係になったと思う。

彼はバイエルン・ミュンヘン、バルセロナ、アヤックスで大きな経験を得てきた。彼はアヤックスで欧州カップ戦に勝利した。経験を得て、そしてもちろん変化をした。

そして、それは私の初期の頃に戻っている。監督を変えるとき、全てのシステムも変えるものだ。

彼は6~7人の新しい人材を引き入れた。そして、そういうわけだから、一貫性を持って働くと思う」

「(アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が20年目を迎えたが)

まるで私のようだ。もし私が1994年、あるいは1999年の後にクラブを発展させなかったならば、アーセンと同じ問題を抱えていただろう。

しかし、彼は信念を持ち続けた。彼は信じるものを持ち続けた。

プレッシャーがあるとき――私は数人の友人に、プレッシャーについての考えを話したことがある。アーセン・ヴェンゲルを交代させようとするとき、では誰が彼よりもよい人物を捕まえてくるつもりなのか?

というわけで、彼らはアーセン・ヴェンゲルをクビにすることはない。だからこそ、彼を支持している」

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