4大スポーツに世界大会で表彰台を独占する陸上競技など、まさに世界一のスポーツ大国といえるアメリカ。
サッカーも男子がブラジルW杯でベスト16、女子が今年のW杯を制して国民を熱狂させ、スター選手が続々やってくる国内のMLSも盛況だ。
しかし現地時間10日から11日にかけては“敗北”の連続だった。
まずはリオ五輪だ。ユルゲン・クリンスマン監督の下でアシスタント・コーチを務める元オーストリア代表MFアンドレアス・ヘルツォークが率いるU-23アメリカ代表は、1日に開幕した五輪最終予選に臨んでいた。
そこでA組に入ったアメリカは現役スタンフォード大学生ジョーダン・モリスのゴールなどでカナダを3-1で下すと、キューバに6-1、パナマに4-0と大勝。圧倒的な強さでグループ突破を決めたのだが、10日に行われた五輪出場がかかる準決勝ホンジュラス戦になんと0-2で敗れてしまったのだ。
特に1点ビハインドで迎えたこのシーンは、
ホンジュラスの守護神ルイス・ロペスの“超”が付くビッグセーブに同点のチャンスを阻まれ、その後、追加点を奪われたのであった。
アメリカは13日に行われる3位決定戦でカナダ代表と対戦する。ここで勝利すれば来春開催予定のプレーオフに進出できるが、そこに待っているのは南米の強豪コロンビア…リオまでの道のりは険しい。