好調ウェストハムに敗れ、早くも今シーズンのプレミアリーグ5敗目を喫したチェルシー。
試合は44分にネマニャ・マティッチがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場すると、56分に数的不利ながらもギャリー・ケイヒルが同点弾をあげ1-1に。しかし同点で迎えた79分、途中出場のFWアンディ・キャロルにヘディングでの決勝ゴールを許し、2-1でウェストハムに敗れた。
CARROLL: "It's nice to get the result at home, for the fans. They deserve it." https://t.co/iZgWVyKxEx #WHUFC #COYI pic.twitter.com/GaS46q3AUU
— West Ham United FC (@whufc_official) 2015, 10月 25
この黒星により、チェルシーはまたしても負の連鎖を止めることに失敗。さらにはマティッチの判定をめぐってジョゼ・モウリーニョ監督が退席処分となっており、次節のリヴァプール戦でもベンチ入りできないことが濃厚となっている。
そんなこの試合では、試合の行方を大きく変えたシーンがあった。チェルシーが0-1とビハインドを負った37分、セスク・ファブレガスが蹴ったコーナーキックをクルト・ズマがヘディングで合わせ、ボールが選手たちの間を抜けゴールラインへと向かったのだ。
しかし、このボールをウェストハムMFマヌエル・ランシーニがギリギリのところでクリア!ゴールはゴールラインを割ったかに見え、チェルシー選手たちは主審のジョナサン・モスに対して一斉にゴールであることを主張した。
しかし、モスはこれを認めず試合はプレーオン。
非常にきわどい判定なのだが、このプレーの直後、プレミアリーグでも導入されている最先端のテクノロジーがその真実を教えてくれた。
GOAL DECISION SYSTEM This is how close Chelsea went to a first-half equaliser at the Boleyn Ground... #WHUCHE pic.twitter.com/7lR0iWSWGY
— Premier League (@premierleague) 2015, 10月 24
こちらは、ゴールラインテクノロジーを用いてそのシーンを再現したシミュレーション画像だ。
ゴールラインテクノロジーは2014-15シーズンからプレミアリーグでも取り入れられており、「ボールがゴールラインを割った際に主審の腕時計に振動が伝わる」という仕組みである。そのシーンはCG加工して即座にテレビ中継へと転送することが可能なのだが、このズマのシュートの際にもテレビ映像で再現されたのだ。