28日(日本時間29日未明)、コパ・デル・レイ(国王杯)4回戦が行われバルセロナはビジャノベンセと戦う予定だ。
1992年に設立されたビジャノベンセはセグンダB(実質3部)でプレー、およそ26000人ほどが住む小さい町ビジャヌエバ・デ・ラ・セレーナをホームとしている。
バルセロナ側は、リーグ、欧州カップ戦が続く中でレギュラーに休息を与え、サンドロ、ジェラール・グンバウら若手主体のメンバーで望むことが予想される。
対戦相手のビジャノベンセMFクーロは『Mundo Deportivo』に対してこう語る。
クーロ
(ビジャノベンセMF)
「私は偉大な熱意をもってこの試合に直面し、全力でプレイしたい」
「(コパ・デル・レイで、チームが上に行くために)彼らと向き合い対処することは、非常に難しい」
そう、クーロはかつてバルセロナのカンテラに所属し、ビクトル・バルデス、ペペ・レイナとは同僚であった。
バルセロナのカンテラ出身者は、そのままバルセロナのトップチームに残ることは狭き門となっている。多くの選手は、他のクラブにプレー機会を求めることになるが、クーロもその1人だった。
ベティスB、セルタB、バダロナ、シェレスなど各クラブを転々としながらプレーを続け、現在は34歳となる。古巣との戦いは、特別な感情があるはずだ。
また、小さな街にとって、バルセロナがやってくることは滅多にないお祭りごとである。市長のミゲル・アンヘル・ガジャルドは語る。
ミゲル・アンヘル・ガジャルド
(ビジャヌエバ・デ・ラ・セレーナ市長)
「バルセロナが来ることで、街の経済やチームが活性化すると考えるのは簡単なことです。
ですが、我々は街の誇りを取りたいですね」
市は、この試合がより良い環境で行われるために最大限の協力を行っているという。果たしておらが街のチームは、バルサ相手に良いところを見せられるだろうか?