抜け出した味方がGKを引き付けた後、フリーのサビオラに“おあつらえ向き”のプレゼントパス!だがサビオラはこれを合わせ損ね、シュートは右ポストを叩いてしまったのである。
確かにパスは足元に入り、やや窮屈な状態であった。だが小柄ながら天性のゴール感覚、人並み外れた“フットボールセンス”で、世界中のファンを魅了したサビオラからすれば信じられないようなミスで、初ゴールのチャンスを逃してしまったのだ。
チームは最終的に1-0で勝利を収めたものの、サビオラはこの日もゴールがなく、加入以来12試合0ゴールとなった。
リーベルは来月12月、クラブ・ワールドカップのために来日する。サビオラの姿を心待ちにするファンもたくさんいるが、大会中に34歳の誕生日を迎える彼にはあまりに厳しい現実が続いている。