ブンデスリーガで2位につけ復活をアピールしているドルトムント、5日(日本時間6日未明)ヨーロッパリーグのグループステージ第4節を戦いガバラFK相手に4-0で快勝した。
観客57009人を本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(ヴェストファーレン)に集めたボルシア・ドルトムントだったが、この試合でアウェイ側のガバラサイドに座っていたサポーターはたった1名だったという。
Only one Qabala fan travelled to Dortmund to watch his team tonight. Commitment! pic.twitter.com/Rstvlacatf
— FourFourTweet (@FourFourTweet) 2015, 11月 5
勿論、メインスタンドなどにはライトなガバラファンがいるに違いない。しかし、応援に熱が入るドルトムントサポーターに比べ、な…なんて寂しい絵なんだ。
『tripadviser』で調べてみると、アゼルバイジャン(バクー)からドイツ(ドルトムント)へは往復で68,760円からとなっていた。しかし、往路は11時間~、復路に至っては19時間~かかる。これは、成田空港からバクーに行く最短ルート(およそ14時間、ただし通常は20時間をゆうに超える)よりも長い。
なお、この件についてガバラ側からの声明は特に発表されていない。ガバラのロマン・グリゴリチュク監督は、以下のように語っている。
ロマン・グリゴリチュク
(ガバラFK監督)
「ドルトムントはかつてUEFAチャンピオンズリーグの決勝に進んだことのあるチームです。
ドルトムントは、非常に強力なチームであることを再び私たちに見せつけました。私は、0-4という結果に満足しています。
ゲームのあらゆる側面で勉強になりました。私たちは学ぶことがたくさんあります。
試合前、チームは期待していました。しかし、ドルトムントは私たちよりも強かったです。より強力なチームが必要です」
グリゴリチュク監督は2015年よりガバラを指揮、2014年まで指揮を務めたチェルノモレツ・オデッサより複数選手を引き抜いてヨーロッパリーグへ向けて大きな補強を行った。現在、ガバラはアゼルバイジャンリーグで2位につけるものの、ヨーロッパリーグではグループ最下位に沈んでいる。