14日、『Gazzetta dello Sport』は「ブラジル代表DFダヴィド・ルイスは、テロ事件を受けてフランスに戻りたくないという意思を示している」と報じた。

土曜日の夜に発生したパリでの同時多発テロ事件は、120名以上の死者を出す大惨事となった。一歩間違えればスタッド・ドゥ・フランスの中でも爆発が起こっていた可能性があり、同国は緊急事態宣言を発令している。

パリ・サンジェルマンでプレーしているダヴィド・ルイスは現在ブラジル代表に合流しており、火曜日にはペルーとのワールドカップ予選を戦うことになっている。

記事によれば、ダヴィド・ルイスは試合後のインタビューで以下のように語り、パリに戻るかどうかは分からないと話したという。

ダヴィド・ルイス
(PSG&ブラジル代表DF)

「パリにはガールフレンドや家族、友人がいる。彼らは皆とても悲しみ、怯えていた。僕は何をして良いのか、パリに戻るかどうかも分からない」

また、『L'Equipe』は「ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニは、フランスに戻りたくないという意思を示した」と報じた。

ダヴィド・ルイスと同じくパリ・サンジェルマンに所属しており、現在南米予選のためにチームを離れているカバーニ。

チームメイトのアルバロ・ゴンサレスがチリ戦前のインタビューで以下のように話し、ダヴィド・ルイスとカバーニはパリに戻りたくないようだと話した。

アルバロ・ゴンサレス
(ウルグアイ代表MF)

「これはサッカーに対しても、街に対しても恐ろしいことだ。ダヴィド・ルイスはパリに戻らないだろうと言っていたし、エディンソンも行くべきではないと話していた」

一方、イタリア代表に合流しているマルコ・ヴェッラッティのエージェントは『Radio CRC』の取材に対して以下のように話し、選手はフランスに戻ることを恐れていないと明かした。

ドナト・ディ・カンプリ
(マルコ・ヴェッラッティ代理人)

「我々は起こったこと全てに愕然としている。フランスではシャルリ・エブド襲撃事件が以前発生していたが、それ以上に大きなものだった。

マルコは昨日フランスにはいなかったが、彼はこの国に戻ることを恐れていない。我々は通常の日々に戻る必要がある。

非常に重要なことが発生した。それは考慮されなければいけないが、人生は続いていくのだ。EURO2016はフランスで開催されるべきだ。明らかにね」

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