J1昇格プレーオフを前に、どのチームが昇格するのか?という話題で持ち切りである。2012年に同システムが誕生してから毎シーズン熱戦が繰り広げられたプレーオフも今年で4年目。色々なデータが出そろったことで、幾つかの思いがけない「呪い」「ジンクス」も存在しているようだ。
3位のチームは昇格できない
3位-6位まで参加する同プレーオフ。当たり前だが、1シーズンやって一番強いのは3位チームのはずだ。それが何とこれまで1度たりとも3位チームが昇格したことはないのだ!
2012シーズン 京都サンガF.C. →準決勝で大分トリニータに敗退
2013シーズン 京都サンガF.C. →決勝で徳島ヴォルティスに敗退
2014シーズン ジェフユナイテッド千葉 →決勝でモンテディオ山形に敗退
2015シーズン アビスパ福岡 →???
これだけを見るとアビスパ福岡はJ1昇格できないということになる。福岡は終盤の勢いでは2位ジュビロ磐田をしのぎ8連勝中、4位との勝ち点差は20以上ある。井原監督は「モチベーションをあげてしっかりと準備して臨みたい」と語っているが、確かに愛媛戦など勝利したものの内容の悪かった試合もある。データ通り“ジャイアントキリング”されてしまうのだろうか?
3位チームに勝ったチームは100%昇格する
その反対に3位チームに勝利したチームは100%昇格している
2012シーズン 大分トリニータ →準決勝で京都サンガF.C.に勝利
2013シーズン 徳島ヴォルティス →決勝で京都サンガF.C.に勝利
2014シーズン モンテディオ山形 →決勝でジェフユナイテッド千葉に勝利
となると準決勝でアビスパ福岡と戦うV・ファーレン長崎が最もチャンスがあると言える。高木琢也監督は2006年の横浜FC以来の昇格再現となるだろうか?九州ダービーではアビスパ福岡のほうが結果を残しているがジンクスが相性を上回るだろうか?