3:レアル・マドリーと契約

可能性:2%

『Ara cat』は27日、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリーがペップ・グアルディオラ監督に興味を示しているという仰天のレポートを掲載した。

今でこそドイツ・ブンデスリーガで活躍しているペップであるが、それ以前を考えればまさに「バルセロナの男」である。

レアル・マドリーが彼を引き入れるとしたら、それはもうスペイン全土を揺るがす巨大な話題になるはずだ。

夏にカルロ・アンチェロッティ監督と別れたレアル・マドリーは、フロレンティーノ・ペレス会長と懇意のラファエル・ベニテス監督を新指揮官に据えた。

序盤は無敗を続けるなど結果で信頼に応えてきたものの、11月に入ってセビージャに敗れ、そしてバルセロナとのエル・クラシコでは無残に大敗した。

試合内容については以前から批判があったベニテス監督。ここぞとばかりにメディアは「彼のクビはもう危ない」と書き立てており、クリスティアーノ・ロナウドとの確執までも記事になっている。

もちろんこれらの騒動は当事者たちが断固否定しているわけであるが、表向きにならないところで何かが起こっている可能性も完全に否定できるわけではない。

ただ、もしペップ・グアルディオラ監督を引き入れようとすれば、少なくとも今季の間にラファ・ベニテス監督が解任され、その後釜となった人物が期待に沿える結果を残せなかった場合になるはずだ。

そういう点においては、まだクラブが決断を下すだけの時期には達していないともいえるし、交渉が遅れれば遅れるほど不利にはなるだろう。

それ以前に、生粋のバルサ人であるグアルディオラ監督がサンティアゴ・ベルナベウに来たいと思うものか? ハードルはとにかく高い。マドリーに使える武器は金だけだ。

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