12月15日(火)に原宿のサッカー&カフェ「mf」で行われるトークイベント、『Talking About Football』の第36回についてご紹介します。
『 Talking About Football Vol.036 長谷部健 』
日本サッカーが明るい未来へ向かうためのヒントが、この公園の看板に記されている気がしたのです。
ここは “ 自分の責任で自由に遊ぶ ” 公園です。
子どもたちが “ やってみたい! ” を最大限カタチにするチャンスのある遊び場です。
子どもたちが自由に遊ぶためには “ 事故は自分の責任 ” という考えが基本です。
地域のおとなたちと渋谷区が協力してこのプレパークをつくっています。
こわれているところをみつけたり困ったことがあったらプレリーダーやスタッフといっしょに考えたり作ったりしましょう!
東京都渋谷区にある「 渋谷はるのおがわプレーパーク 」。
ここは “ 自分の責任で自由に遊ぶ ” をモットーにしている冒険遊び場です。
「 子ども達は自由な遊びを通して、何かを学び、生きていく力を育んでいくんだと思います。
子どもにとって、食べること、寝ることと並んで、自由に自分達で発送をしながら、工夫しながら遊ぶということは、本当に大切なことだと思います。 」
『 シブヤミライ手帖 』( 木楽舎 )より
そんな想いを込めて、この公園を実現させた立役者。
渋谷区長 長谷部健
今年の春、渋谷区長となった長谷部さんは、2003年から渋谷区の区議会議員を務め、それから現在までに様々なクリエイティブな施策をポップなアプローチで次々と実現してきました。
宮下公園のスポーツ公園へのリニューアル、おそうじボランティア「 green bird 」の設立と全国・海外展開、渋谷区全体をキャンパスとする「 シブヤ大学 」の設立、サッカー関係では、東京ヴェルディとのタイアップに、オランダ「 VVVフェンロ 」コーチ・藤田俊哉さんのトレセンコーチ招聘。
「 もっと自然にいろんな人が一緒にいれるような空気にしたいんだよね。それには、人の意識のバリアを打ち破る契機が必要で、いろんな仕掛けをしていかないと。 」
『 earth garden 』より
日本サッカー界が目指す世界のトップ10。
そのためには、サッカー界の環境だけではなく、「 子どもの環境 」自体の変化が必要になってくるのではないかと思います。
今よりもっと、人間が持っている動物的な本能を子ども時代に発揮できる場所が増えていったら、自己表現を当たり前にできる場所が増えていったら、「 クリエイティブな選手 」や「 戦える選手 」はもっと生まれてくるのではないでしょうか。
禁止について書かれた看板ばかりのこの時代に、逆に、自由を推奨する看板を掲げた公園があること、そしてそれを、発信力のある渋谷区が行っていること、そこに、日本サッカーの明るい未来を感じました。
「 子ども達のやんちゃな笑顔は財産です。 」
『 シブヤミライ手帖 』( 木楽舎 )より
今回は長谷部さんに、子どもが豊かに育っていくための環境や教育について、渋谷区でのサッカーの施策とその成果について、サッカーというスポーツが持つ可能性について、そして、2020年に行われる東京オリンピックとパラリンピックについてもたっぷり語っていただこうと思います。
「 僕ひとりで世の中変えようなんて、世の中ナメちゃいません。
でも、僕みたいな奴が楽しそうに、こういった活動をしているのを見て、俺にもできそうじゃんって思う人が出てきてくれたらって思っています。
理想は、そういった空気の波紋が広がっていくこと。その波紋になれたらって考えています。 」
『 シブヤミライ手帖 』( 木楽舎 )より
[開催概要]
開催日時: 2015年12月15日(火) 20:00 KickOff
開催場所: futbol&cafe mf
東京都渋谷区神宮前3-18-12
参加費: 2,000円(ワンドリンク付き)
*当イベントは予約制となっております。
03-3401-5600 もしくは
mail@mf-tokyo.comまで、①お名前 ②申込人数 ③電話番号 をご連絡ください。
[長谷部健 プロフィール]
渋谷区長。1972年生まれ。元オージーボール日本代表。博報堂に勤めた後、渋谷区議会議員に。
主な著書『シブヤミライ手帖』(木楽舎)