ワトフォードのMFイケチ・アニャについての話題を、『BBC』が伝えていた。

それによれば、アニャはチームの練習場があるセント・オールバンズの『オックスファム』に、ユニフォームやジャージ、スパイクなどを寄付したという。『オックスファム』は「世界90カ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援し、貧困を生み出す状況を変えるために活動する国際協力団体」だ。

現地木曜日にアニャは自ら上記の品々を届けたそうで、ボランティアスタッフは彼が誰なのか気付かなかったという。その後、彼の名前を検索して(プレミアリーグでプレーする選手だと)分かったそうだ。

アニャはTwitter上で寄付自体には触れていたが、なぜ同団体を選んだのかについてはコメントしていなかった。

アニャから衣類の提供を受けた際、応対したというボランティアのエリーさんはこう語っている。

「私はラグビーのほうのファンなんです。なので、昨日彼が来た時、誰なのか知りませんでした。実際のところ、私はワトフォードがプレミアリーグのクラブだということさえ知りませんでした。なので、彼はローカル(クラブ)でプレーしている人だと思ったんです」

一方、店長であるアビゲイルさんは「このような物をフットボーラーから受けとるのは素晴らしいことです。チャリティの認知度を本当に高めてくれるので」などと述べていた。

アニャが提供した品々はオークションに掛けられるとのこと。

さりげなく素晴らしい行いをしていたアニャは1988年生まれの27歳。ナイジェリア人の父とルーマニア人の母のもと、スコットランドのグラスゴーで生まれた。そのため、イングランド、ナイジェリア、ルーマニアを含め4か国の代表を選択できたが、2013年8月にスコットランド代表を選んでいる。小柄ながら、縦へのスピードがあり、両足からシュートを狙っていける選手だ。

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