『The Shields Gazette』は「かつてサンダーランド、ミドルズブラで活躍した元アルゼンチン代表MFフリオ・アルカは、ウェンブリーへの夢を語った」と報じた。

2001年のワールドユースでハビエル・サビオラ、アンドレス・ダレッサンドロなどとともに優勝を果たしたアルゼンチン代表。

そのメンバーの一人だったフリオ・アルカは、2000年からイングランドに渡ってサンダーランド、ミドルズブラで活躍。しかし度重なる怪我によって32歳で現役を引退せざるを得なくなっていた。

だが、1年以上の休養を経た昨年、友人に誘われてサンダーランド地区のパブ仲間のチームであったウィロー・ポンド(地域リーグ2部)でピッチに復帰する。

そこで手応えを感じた彼は今季ノーザン・リーグ2部(イングランド全体でいえば10部に当たる)のサウス・シールズに加入し、ここまでさすがの実力を見せてきた。

チームも地元の英雄が加入したということで1400人(10部では最多記録)の観客を集めるなど飛躍を遂げ、現在はアマチュア最高のチームを決めるFAヴェイスを戦っている。

9部以下のチームだけで争われるこの大会も、決勝戦はあの聖地ウェンブリーで開催される予定。アルカはこれまでプレーしたことのないウェンブリーで戦うことを夢見ていると話した。

フリオ・アルカ

「僕はまだウェンブリーでプレーするチャンスを得ていないんだ。ノーザン・リーグでそれが出来るなんて信じられないね。

それを信じられるかどうか。僕はそこでプレーすることを想像しているよ。上手く行けば、これは実現するだろう!

これは街のためだけではなく、自分自身のためにもファンタスティックだ。ウェンブリーでプレーできるなんて……ワォ!」

「(先日のホームゲームでは1400人も観客を集めたね。今後は?)

今後もっと集められると思うよ。次のFAヴェイスでのホームゲームは、おそらく2000人に近くなると思っているよ。

もしウェンブリーに行ったら? うーん、今言うなら、2万から3万人来てくれたら最高だね。

我々はいいチームを持っているよ。ボールを繋ぎ、いいサッカーをする。そして、間違いなくもっと高いレベルでサッカーが出来る選手がいる」

【厳選Qoly】U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら