圧倒的な攻撃力でセリエAの首位を走るナポリ。
コッパ・イタリアの準々決勝ではインテルに敗れたものの、先週末に行われたアウェイでのサンプドリア戦を2-4で勝利している。
.@kkoulibaly26: "Un successo frutto del lavoro di squadra. Dobbiamo ancora crescere. E concentrarci su noi stessi" pic.twitter.com/RxaMFK75XY
— Official SSC Napoli (@sscnapoli) 2016, 1月 25
そんなこの試合でダメ押しとなる4点目をあげたのはドリース・メルテンスであったのだが、そのゴールセレブレーションがなかなか粋であった。
得意のドリブル突破でエリア内へと進入し、左足を振り抜いたメルテンス。
ゴール後、喜びを露わにしながらある場所へと向かった。
Nice touch from Mertens and his Napoli teammates who celebrate with Chalobah, who recently lost his mother pic.twitter.com/eJEcN9yJXN
— Real Talk Football (@RealTlkFootball) 2016, 1月 24
Dries Mertens scores & then runs over to embrace Nathaniel Chalobah, who recently lost his mother. Beautiful moment. pic.twitter.com/iC34nSrOMC
— BreatheSport (@BreatheSport) 2016, 1月 25
メルテンスが向かったのはナポリのベンチである。そこである選手と抱擁し、そこに選手がどんどんと加わり“輪”になっている。なぜこのようなことになったのだろうか?
メルテンスが抱擁したのはチェルシーからローン移籍中であるナサニエル・チャロバーであるのだが、実はこの試合の少し前にチャロバーは母親を亡くしていたのだ。
#SampNapoli 2-4, l'abbraccio più bello.
@SerieA_TIM @dries_mertens14 @chalobah pic.twitter.com/Zz39Cppu9j
— Official SSC Napoli (@sscnapoli) 2016, 1月 25
チャロバーはまだ21歳。16日に行われたサッスオーロ戦のキックオフ前には、1分間の黙祷が捧げられたという。メルテンスは、そうしたチャロバーの心情を察したに違いない。
好調ナポリの要因は、こうした選手間の人間関係からでも窺えそうだ。