若き才能を見出す慧眼を持つ人物として知られるアーセン・ヴェンゲル。ただ、その一方でGKとなると…と言うケースも少なくない。

そんななか、『squawka』ではプレミアリーグ発足以降にアーセナルでプレーしたGK達を取り上げていた(後述するが全員ではない)。

なお、プレミアリーグが発足したのは1992年で、ヴェンゲルが監督に就任したのは1996年。それ以前はジョージ・グラハムが指揮官を務めていた。

選手名の隣はアーセナルに在籍したシーズン、出場数、クリーンシート数。

デイヴィッド・シーマン(1990~2003※引退)401試合/CS165試合

アーセナルのGKとして本物のレジェンド。ヴェンゲルは彼を引き継げて幸運だった。その後の9年間は他のキーパーを探す必要がなかった。

決定的なスティーヴ・ボールド、トニー・アダムズ、マーティン・キーオンのCBトリオとともに、シーマンは数多くのクリーンシートに貢献した。13年間をガナーズで過ごした後、2003年にマンチェスター・シティへ移籍した。

2004年に引退以降、メディア界に進出し、2006年の『Dancing on Ice』では第4位に。あの評判の悪かった口髭も剃り落した(ポニーテールも)。

ヴィンス・バートラム(1994~1998※引退)11試合/CS2試合

シーマンがずっと一貫性を保っていたことで、他の選手たちには問題が起きていた。バートラムもそのひとりだ。彼はファーストチームでの出場を得るのに苦労した。

ジョージ・グラハムが1994年に彼をアーセナルへと引き入れたが、出場したのは11試合だけ。1998年にジリンガムへ移籍し、そこではより“ホーム”を感じることができた。2000-01シーズンには昇格に貢献している。

だが、2004年にコーナーキックの際に上がってきた相手GKトニー・ワーナーとひどい接触をした後に引退することになった。その後はサウサンプトンのコーチングスタッフに。