『Sportmediaset』や『Forzaroma』など各メディアは、「元ブラジル代表MFパウロ・ホベルト・ファルカンは、ローマ退団の噂があるトッティについて語った」と報じた。

現在ローマとの契約が6月で満了となる状況となっているフランチェスコ・トッティ。彼が先日メディアに対して話したコメントが大きな話題になった。

それはルチアーノ・スパレッティ監督が就任以降、怪我が治ったにもかかわらず出場機会が乏しくなっていることに対する怒りが表されたもので、「もっと敬意が欲しい」「今のローマには残れない」と訴えるコメントだった。

それに対してスパレッティ監督は彼をパレルモ戦のメンバーから外すという反応を行っており、両者の亀裂は大きくなっていると推測されている。

今ローマの会長を務めているジェームズ・パロッタがトッティとの会談を行おうとしているが、まだその方向性については不透明なままだ。

1980~1985年にローマでプレーしたブラジル代表の伝説的MFパウロ・ホベルト・ファルカンは『Dagospia』の取材に対して以下のように答え、トッティとクラブは話し合いをしなければならないと語った。

また、もしローマに残らないのならブラジルに連れて行くと宣言し、トッティへの溢れる愛をも明かしている。

パウロ・ホベルト・ファルカン

「私は、フランチェスコ・トッティとは一度しか会ったことがないんだ。オリンピコのロッカールームでだけだね。ある記念試合の時だ。

我々はお互いに顔を見合って、思わずハグをした。彼は私にこう言ったんだ。

『パウロ、初めて会ったね』と。

彼はイタリアサッカーの歴史上最も偉大な人物の一人だ。唯一無二の男だ。彼はどこででもプレーできるだろうし、もしローマがチャンピオンズリーグを獲得していたら、彼はバロンドールを獲っていただろう。

現在の問題については、話し合いで解決しなければならないものだとしか言えないね。それは誰もの利益のためにね」

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