パウロ・ホベルト・ファルカン
「この事件は、ローマにダメージを与えているよ。正しいものではない。
ルチアーノ・スパレッティは偉大な指導者だと思う。私は彼を大いに気に入っている。そして、トッティが作ってきたローマでの歴史もだ。
彼らは率直に話し合いを行うべきだ。
フランチェスコ・トッティは、幸せになれる決断を求めている。その権利が彼にはある。引退するかどうかを決められるのは彼だけだ。誰もそれに介入することは出来ない。
私は33歳で現役を離れた。しかし、フィールド上で――あるいはロッカールームで有用だと感じていれば、辞めることはなかっただろう。今日のサッカーは、選手のキャリアが長くなっている。そう変化しているのだ。
私の膝はもうサッカーを楽しめるようなものではなかったからね。引退することは問題なかったけれども。
少し考えたのは、1986年にディエゴ・マラドーナが私をナポリに連れてくるために電話をかけてきた時だけだ。
彼は取り引きを完了させなかったしね。そして、私は他のセリエAのクラブに入るには、あまりにもロマニスタでありすぎたのさ」
「(トッティにはアメリカ移籍の噂もある)
ブラジルは、彼のキャリアの素晴らしいエンディングにふさわしい。我々の国は、彼のような技術を持つ選手を敬愛するのだ。
私は、彼がローマと共に正しい状況を見つけ出してくれることを望んでいるよ。
しかし、それが起こらないようであれば――『次の大会のため、5月から12月までこちらに来ないか』とフランチェスコに言うだろう。
私は、彼にフィールドの一部を与えて、そこが君の支配エリアなのだと伝えるだろう。当然、彼はナンバー10を身に着けることになる」
「ローマ愛」を語るブラジルの伝説、トッティが欲しい!とも
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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