さらにドイツ『BILD』によれば、クルーゼは先週末にナイトクラブ内で写真を撮影しようとしていた女性記者からスマートフォンを奪い取り、自ら操作してそのデータを削除しようとしたことが判明したのだという。
これらの一連の事態を受け、レーヴ監督はクルーゼの招集取り消しを決定したのだそうだ。
ドイツサッカー連盟の公式サイトで、レーヴ監督は以下のような声明を発表している。
ヨアヒム・レーヴ(ドイツ代表監督)
「私は先週マックス・クルーゼと話し、ピッチ内外で彼に期待するものを正確に伝えた。
私は、自分自身のフットボールとEUROに集中できる選手を求めている。 先週起きた出来事は、私の期待に沿うものではなかった。
マックスはまたもプロフェッショナルではない行動を取り、私はそれを受け入れることができない。
この夏のEUROは間近に迫っており、我々は代表チームに大きな目的を持っている。
我々は、集中して他人の手本として責任を自覚できる選手が必要だ」
選手の規律的な理由で代表招集を取り消すという例は、かなり珍しいと言える(そもそも規律面で問題を感じた選手は招集しない)。
クルーゼと一度話し合ったレーヴ監督としては、今回明らかになった女性記者との問題に大きな落胆を覚えたに違いない。