『Mundo Deportivo』は「イタリア・セリエAのインテルが、ブラジル代表MFフェリペ・メロをセビージャに売却するための交渉を進めている」と報じた。

昨年ガラタサライからインテルにやってきたフェリペ・メロ。序盤は出場機会を獲得していたが、警告や退場からチャンスを失い、このところは出番がない状態となっている。

彼は中国からの大きなオファーを断ったと言われており、先日は本人が「移籍するならガラタサライが最優先」と話している。

ただ、そのガラタサライは現在経済的に大きな問題を抱えており、彼を獲得する可能性はほとんどない。経済的に厳しいインテルも資金を獲得する必要があり、余剰戦力を抱える余裕はない。

そして、一方でインテルは獲得の面でも難しい交渉を抱えている。セビージャのアルゼンチン代表MFエベル・バネガの問題だ。

彼は今季限りでフリーエージェントになるため、インテルは先んじて彼に接触した。バネガ側はフリーになる事を求めている一方で、セビージャ側は「延長オプションは行使した」と主張しており、動くに動けない状況になっているのだ。

そこで、インテルは考えた。「フェリペ・メロをセビージャに代替として捨て値で販売することで、エベル・バネガの問題を解決できないか?」と。

現在インテルはその方向でセビージャへの打診を行っており、今夏の新戦力獲得に向けて動いているようだ。

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