『Gazzetta dello Sport』は「ACミランの副会長アドリアーノ・ガッリアーニ氏を含めた数名が『パナマ文書』に記載されていた」と報じた。
先日から世界中で大きな話題になっているパナマ文書。タックス・ヘイブン(租税回避地)を使用して節税、脱税をしていた人物が書かれているものだ。
まだその全容は公開されていないものの、そのうち記載されている全員の名前が流されるものと考えられている。
そして今回明らかになったのはACミランの関係者。副会長アドリアーノ・ガッリアーニ氏、そしてシルヴィオ・ベルルスコーニ会長の会社であるフィニンヴェストの2名、ジャンカルロ・フォスカレとリーヴィオ・ジローニである。
彼ら3名は、パナマ文書に記載されている『Sport Image International』という英領ヴァージン諸島に本拠地を置く企業の一員で、20年前にもルート・フリットやマルコ・ファン・バステンへの裏金疑惑で捜査を受けていた。
また、シルヴィオ・ベルルスコーニ会長に関しても、今回情報を流出させたモサック・フォンセカ(法律事務所)、そして英国の弁護士ディヴィッド・マイルズの下で大きな海外取引をしていた可能性が高いと考えられている。
[Qoly] インテル会長と前会長も、「パナマ文書」疑惑に関与か? https://t.co/FpRjQEx3XB
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年4月7日
イタリアではインテルの数名もパナマ文書に関与している証拠が出ていると報じられており、サッカー界でも大きな混乱が続きそうだ。