『Il Mattino』は「元イタリア代表監督のアリゴ・サッキ氏は、ロレンツォ・インシーニェにナポリを出るよう助言した」と報じた。
2010年に18歳でセリエAデビューを果たし、その後ナポリでキャリアを積み重ねてきたインシーニェ。アーセナルからも関心を集めるという小さなアタッカーは、今季マウリツィオ・サリ監督の下で12ゴールを決めてきた。
しかし、かつてミランで世界のサッカーを変えた戦術家アリゴ・サッキは、彼がナポリにいることは時間の無駄であると考えているようだ。
アリゴ・サッキ
「私は確信しているのだ。ロレンツォ・インシーニェは、ナポリを離れなければならないと。もし本物のチャンピオンになりたいのならば、だ。
彼は、この数年のイタリアが輩出した選手の中では、最も偉大なタレントである。しかしながら、彼のスキルに合わせたポジションでしかプレーしていない。
私は、彼からあふれ出る情熱のようなものを継続して見てとることが出来ないのだ。
問題は、彼があまりにも環境をよく知っていること、そしてあまりにも落ち着きすぎていることなのだ。
彼は貴重な時間を無駄にしてきた。そして、それは彼にとっても、イタリアのサッカー界にとっても大災害になる可能性がある。
マウリツィオ・サリはインシーニェに多くのことをやってきた。今、選手は自分自身のために何かをやらなければならない時が来ているのだ」