2011年
- チャビ・エルナンデス(バルセロナ)
- アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
- ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
メッシが3連覇を達成し、ロナウドが2位だった2011年、3位につけたのはバルセロナのチャビだった。続くのはイニエスタ、そしてマンチェスター・ユナイテッドのエースであるルーニー。
2012年
- アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
- チャビ・エルナンデス(バルセロナ)
- ラダメル・ファルカオ(アトレティコ・マドリー)
メッシが前人未到の4連覇。ロナウドが再び2位に甘んじた2012年。彼らを除けばやはりイニエスタ、チャビの両選手が高く評価されることに。アトレティコ・マドリーで評価を高めたファルカオがこれに続いている。
2013年
- フランク・リベリ(バイエルン)
- ズラタン・イブラヒモヴィッチ(PSG)
- ネイマール(サントス/バルセロナ)
ロナウドがバロンドールの座を奪還した2013年、メッシは2位に甘んじることとなった。これに続いたのはバイエルンで活躍したリベリ。実際の得票率でもロナウド(27.99%)とメッシ(24.72%)とそれほど差の無い23.36%を得ている。これに続くのはPSGで活躍したイブラヒモヴィッチとバルセロナ移籍を果たしたネイマールだ。「チャビ&イニエスタ時代」が終わったとも言える。
2014年
- マヌエル・ノイアー(バイエルン)
- アリエン・ロッベン(バイエルン)
- トーマス・ミュラー(バイエルン)
ロナウドが連覇を果たした2014年。2位のメッシに続いたのはGKのノイアーだ。バロンドールが1956年に創設されて以来、GKで受賞したのは1963年のレフ・ヤシン(ディナモ・モスクワ/ソ連)のみ。GKには非常に高い壁となっている(2位、3位に選ばれた選手は他にもいる)。ノイアーに続くのはロッベン、ミュラーのバイエルン勢。2012-13シーズンのトレブルが高く評価された格好だ。
2015年
- ネイマール(バルセロナ)
- ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
- ルイス・スアレス(バルセロナ
メッシがバロンドールを奪還し、5度目の受賞を果たしたのが昨年のこと。3連覇を逃したロナウドは2位に甘んじている。彼らに続いたのはブラジルのエース、ネイマールだった。レヴァンドフスキ、スアレスとやはり攻撃的な選手が高く評価されている。
まとめると
以上がバロンドールの投票結果からメッシとロナウドを外したものである。彼らが不在の場合、バロンドールを獲得した“かもしれない”のは8人の選手だ(カカを除く)。チャビとイニエスタが交互にというのは面白い結果である。
しかし、彼らが存在しなければチーム成績も変わる。登場しない選手が大活躍した可能性もあり、上記の結果はあくまで「たられば」である。今回の想像はメッシとロナウドは非常に偉大であることを再認識させてくれるものであったといえるだろう。