川口能活、40歳。

アトランタ五輪ではリヴァウド擁するブラジル代表の猛攻をしのぎ「マイアミの奇跡」と言われる歴史的勝利に貢献し、4度のワールドカップを経験した日本を代表するゴールキーパーだ。

そんな川口は今J3にいる。

FC岐阜を昨シーズン限りで退団し、今季からはSC相模原に活躍の場を移した川口。開幕直前に左足首を負傷したが、先日行われた第8節ブラウブリッツ秋田戦で2ヶ月遅れのデビューを飾っていた。

J3初戦から一週間が経過し、川口は第9節の藤枝MYFC戦でもゴールマウスを守ったのだが、このゲームで怒涛の好セーブを見せた!

0-1とリードして迎えた後半、藤枝は前田晃一のパスからチャンスが生まれ遠藤敬佑、三好洋央、越智亮介が続けざまにシュート!

しかし、ここに立ちはだかったのが川口だった。怒涛の3連続セーブでこの危機を救った。

相模原の薩川了洋監督によれば、試合勘の問題からこのゲームでは川口を起用するか悩んでいたのだそうだ。前節の秋田戦ではトラップミスやキックミスがあったようで、「まだついていけてないかな、練習の中で」と感じていたようだ。

しかし、試合後の記者会見で「ただ、ああいうプレー(ファインセーブ)があるんだよね、川口というのは」と振り返り、「持っているものを今日まさかこんなに早く出してくれるとは思わなかった」と4歳年下のベテランGKの健闘を讃えた。

試合は川口の好セーブもあり、相模原がアウェイで0-1と勝利。藤枝を下し、順位を6位に上げた。