5位:ボルシア・ドルトムント 3-1 ユヴェントス【1997年】
ミュンヘンで行われた1997年大会決勝。クラブ史上初めてとなるファイナルの舞台へと勝ち上がってきたボルシア・ドルトムントが、劇的な試合を見せた。
29分、34分にカール=ハインツ・リードレのゴールが決まり、2点のリードを奪ったドルトムント。しかしその後猛攻を受け、65分にデル・ピエロにネットを揺らされる。それもクロスからのバックヒールでだ。
勢いを失うかに思われたドルトムントであったが、試合のハイライトとなったのはこの後だった。
立役者となったのは、70分にステファヌ・シャプイサとの交代で入ったばかりのラース・リッケンだ。そのファーストタッチは、なんと長距離のループシュート!
アンジェロ・ペルッツィの頭上を超えたボールはそのままゴールイン。スピード、コースともに完璧だった。