3位:チェルシー 1-1(PK 5-6)マンチェスター・ユナイテッド【2008年】
同じ国のチーム同士が対戦したのは2000年大会以来。そして、イングランドのチーム同士は歴史上初めてのことだった。
ルジニキ・スタジアム(モスクワ)で行われた決勝は、無敗で勢いに乗るマンチェスター・ユナイテッドと、ジョゼ・モウリーニョが解任されたばかりのチェルシーが顔を合わせた。
26分にウェズ・ブラウンのクロスからクリスティアーノ・ロナウドがヘディングを決め、マンチェスター・ユナイテッドが先制。そして前半終了間際にフランク・ランパードが同点に追いつくゴールを決め、スコアをイーブンに戻した。
延長戦に入ってからはチェルシーにとって厳しい展開となる。ディディエ・ドログバが退場し、PK戦ではジョン・テリーが激しい雨に足を滑らせてシュートを外してしまう。
逆にマンチェスター・ユナイテッドは7人中6名が成功。サドンデスに入ってアネルカがシュートを外したとき、勝負は決した。
しかし、その中で一人シュートを外していたクリスティアーノ・ロナウドは、大会得点王に輝きながらも悔しさに涙を流していたという。