6位:レヴァークーゼン 1-2 レアル・マドリー【2002年】

この年大きな注目を集めていたのがレヴァークーゼンだ。ミヒャエル・バラックやゼ・ロベルトなど有力選手を多数擁した彼らは、国内リーグとカップの両方を準優勝で終えていた。

しかし、彼らに当たっていたスポットライトは一瞬にしてあるスターの輝きに向けられることになった。それはもちろん、レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダンである。

ラウール・ゴンサレスの得点でレアル・マドリーが先行、それをレヴァークーゼンがルシオのゴールでイーブンに戻す展開。

状況を変えたのは45分のプレー。左サイドの裏に飛び出したロベルト・カルロスが「入れただけ」のボールだ。山なりに落ちてくるところを、ジダンはなんとそのままシュート!

伝説的なビューティフルゴールが欧州最大の試合で決まる。劇的な展開でレアル・マドリーはタイトルを獲得した一方、レヴァークーゼンは準優勝3つという珍しい記録を残した。

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