キリンカップで来日予定のボスニア・ヘルツェゴビナ代表は29日、スぺイン代表と戦い1-3で敗戦した。
チャンピオンズリーグ決勝が開かれた翌日とあって、スペイン代表はレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーのメンバーからは出場せず。セルヒオ・アセンホ、マルコス・アセンシオらEURO2016登録メンバー以外も試合に出場した。
ボスニア代表は、DFのエミール・スパヒッチが退場処分を受けるなど苦戦。「10人になりゲームプランが崩れた」と語るメフメド・バズダレヴィッチ監督の言葉通り、元世界王者相手に悔しい敗戦となった。
さて、日本人にとって耳が痛いのが、ボスニア代表監督バズダレヴィッチの発言だ。
試合前に「2018年ワールドカップに行く、それだけにしか興味がない」「若い選手にチャンスを与えたい。ボスニア国内でプレーしている選手を見る機会にしたい」という発言をしたが、この日のスタメン11人全員が国外でプレーするメンバーを揃え、全力でスペイン代表と戦った。
『sportprimus』などによれば、国外のビッグクラブでプレーしているメンバーは40-50試合を戦ってきており疲労がある。本来であればチームを2つ作り、キリンカップには、Bチームを派遣したかったのだと言う。サッカー協会の契約上フルメンバーで行かざるを得ず「サッカーはビジネスである」とも言う。
メディアによっては、「怒り」「キャンセル」「辞任」という過激な単語をタイトルに使いバズダレヴィッチの言葉を伝えている。
日本行きは移動距離が長いだけに、スイスで行われたスペイン戦のように中立地を使って試合を行うなど何かしらのアイデアが欲しかったといったところだろうか。
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