先週末、ベガルタ仙台はホームでアルビレックス新潟と対戦し4-2と勝利。
なかでも37分に金久保順があげたゴールは見事であった。
新潟の攻撃を凌いだ仙台は、GK六反勇治がロングフィード。
するとこれが金久保のもとへとわたり、コルテースと小泉慶の間を抜け豪快なミドルシュートを突き刺した!
フィニッシュだけでなくゴールに至るまでの流れも素晴らしく、この得点は第14節のベストゴール候補にもノミネートされている。
しかし、この直後に仙台があげた追加点も難易度の高いものだった。
決めたのは、Jリーグでも最高クラスのボールコントロール能力を備える“ファンタジスタ”、野沢拓也だ。
前半アディショナルタイム、大岩一貴のロングボールにハモン・ロペスが追いつき、得意の左足で中へとクロス。
すると野沢がこれをボレーで合わせ、仙台が追加点!
一見簡単そうに見えるが、ハモン・ロペスからのクロスはすぐ手前でバウンドしており、野沢にとってはショートバウンドとなっている。しかし小さな振りでこのボールを叩き、新潟ゴールをこじ開けることに成功した。
鹿島アントラーズ時代には日本代表入りも期待された野沢。玄人好みの“職人技”でテクニックの高さを見せつけ、34歳になってもそのボールコントロールが衰えていないことを証明した。