こちらはGKユニフォーム。FPのユニフォームカラーが聖火をイメージしたオレンジと黄色であるのに対し、GKの緑と黄緑は、焦土と化した長崎の地から再生した緑の木々を表している。

両肩に配置したシェブロンラインのカラーは、灯火台にデザインされた大地から芽生える9色をグラデーションで表現。また、前面、背面に散りばめられた五角形の幾何学模様は、塔の平面図が五角の星形で、完全なる象徴という意味を平和の祈りに託したことを背景にしている。

“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)をブランドミッションとしているHummel。彼らによれば、昨年の平和祈念ユニフォームは日本国内にとどまらず、アメリカの『CNN』、イギリスの日刊紙『Independent』などでも紹介され、スポーツが平和に対してできることとして、一つのあり方を示すことができたという。

「スポーツができる平和な世界に少しでも貢献できるよう」サッカーやスポーツ文化を通して活動を行っている長崎とは、背景は異なるながらも同じ考え方で取り組みを行っている。そこで、7月末から8月のホームゲームに平和祈念ユニフォームを着用することで、例年よりも少し長く、家族や友人と平和について立ち止まって考えられる時間を作りたいとの思いから、引き続き平和を祈念するキットを作成したとのことだ。

現役時代に広島でもプレーした高木琢也監督は、「昨年に引き続き、ホームゲームにおいて『平和祈念ユニフォーム』を着用することとなりました。今年は長崎を人類最後の被爆地とする“ナガサキ誓いの火”が灯された『ナガサキ誓いの火・灯火台』をモチーフとし、昨年に引き続き長崎の平和のシンボルである『平和祈念像』がデザインされています。同ユニフォームを着用してプレーする姿を見て、1人でも多くの皆さまに平和への思いを深めていただき、これからの世代へ平和の尊さを伝えていくことができればと思います」と語っている。

平和祈念ユニフォームを着用するホームゲーム3試合は、J2第26節の町田ゼルビア戦、同28節のツエーゲン金沢戦、同29節の愛媛FC戦。ユニフォームの予約受付は、本日の15:00から8日(水)の21:00まで行われる。一応7月31日から枚数限定の一般販売も予定されているが、確実に手に入れたい方は予約一択だ!

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