『Marca』は「元スペイン代表ボヤン・クルキッチは、EURO2008を前に直面した精神疾患との戦いを明らかにした」と報じた。
バルセロナの下部組織で育成され、下部組織で900以上のゴールを決めるという結果を残し、「天才ストライカー」と呼ばれたボヤン・クルキッチ。
17歳でデビューを果たして大きな注目を集め、2008年のEUROではフル代表への招集も噂された。
しかし、その後彼はバルセロナを離れることになり、ローマ、ミラン、アヤックスなどでプレー。今は2014年に加入したストーク・シティに所属している。
8年前のEUROを思い返し、彼はインタビューに対して以下のように答えたという。
ボヤン・クルキッチ
「それは2007−08シーズンの事だった。トップチームとプレシーズンを経験して、U-17ワールドカップに参加した。
その後バルセロナに戻った。監督はチャンピオンズリーグで僕を起用した。そして、初ゴールを決めた。すべてが迅速に進んでいったよ。1月までは状況が良かった。
ある日、友人がオープンしたジムに行った。そのセレモニーが終わったあと、誰もが立ち上がって僕のところに来た。
小さな会場だったから、とても圧力を感じた。セーターやジャケットを着こんでいて、とても暑かった。
その服を脱ぐためにトイレへ行ったんだ。そして、僕は継続的に強いめまいを感じるようになった」