当クラブハウスは山奥にあるため、スーツケースとPCが入ったカバンが重くのしかかった。途中Googleマップに入れた住所が正確に目的地を表示していないことに気付いて修正。道行く人々は一切英語が通じず、片言のフランス語を駆使して正確な位置とGoogleマップを見ながら歩いた。5km歩いただろうか、喉も乾き朦朧としながらマルセイユのクラブハウスに到着した…。

壁にはシーズンチケットを呼びかける広告が大きく飾られていた。

まぎれもないマルセイユだ。門が大きい!!

マルセイユのガードマンに取材交渉(ちなみに英語が通じない)をしたが、中に入ることや人物の撮影は許されなかった。交渉途中に一台の乗用車がゲート前で停車。車の主はマルセイユの主力選手ロメン・アレッサンドリーニだったのだ!

守衛と会話した後、アレッサンドリーニは車から降りてきて私に手を振った。「はるばる日本からお疲れ様!頑張ってね!」とフランス語で話し、握手と抱擁で迎えてくれた。

写真に撮れなかったのは残念だが、今までの苦労が全て吹き飛んだ。さらに、クラブハウス前まで出てきてくれたフィジカルコーチからもクラブのペナントを頂くことができた。「取材は受けられないけど、遠くから来てくれたから…ごめんね」というわけだ。寛大な対応を受けて私は感極まった。

その後、ガードマンから丁寧に帰り方を教えて頂いた。その時に分かったのだが、地下鉄メトロ1を利用して終着駅到着後、バスの10号線を利用すると簡単にクラブハウスへ行けてしまうのだ。「ラ・コマンドゥリー」に訪れたいマルセイユサポーター様達は、私のように失敗しないでほしい。徒歩で向かうには過酷過ぎるからだ。公開練習日に行けば選手や監督とコミュニケーションを取れる。そのタイミングで訪問することをお勧めしたい。

Centre d'entraînement Robert Louis-Dreyfus (La Commanderie)

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