EURO2016の準決勝、ドイツにPK戦の末敗れたイタリア代表。

欧州制覇の夢は潰えてしまったが、ベルギーやスペインといった強豪を破るなどカルチョの国の意地を見せてくれた。

そんなイタリアだが、実は今回のEUROに日本人のトレーナーが帯同していたのをご存知だろうか?


この男性は、イタリア代表のアスレティックトレーナーを務めている山本孝浩氏だ。

アスレティックトレーナーとは選手から怪我を妨げ筋肉系のトラブルの回復を手助けするだけでなく、選手のコンディションを改善させることが主な任務である。

同氏はローマやパルマ、ボローニャ、フィオレンティーナ、ボルトンといったクラブで中田英寿の専属トレーナーとして活躍したことで知られ、ウェストハムやウェールズ代表チームのスタッフでもあった。

また2015年からはアーセナルのトレーナーも務めており、昨シーズンはサンティ・カソルラとともに試合を観戦する様子がテレビカメラにも抜かれていた(詳細はこちら)。

山本氏は2014年ワールドカップを前にイタリア代表のチームスタッフに加わった。大会後イタリアはアントニオ・コンテが監督に就任し新体制になったのだが山本氏との契約は継続しており、今回のEUROにも帯同しているようだ。

編集部Sが取材に訪れたイタリア対トゥールーズ戦でもその姿は確認でき、またこの日のドイツ戦ではベンチで座っているところがテレビカメラにも写っていた。

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