サンパウロに所属するブラジル代表MFガンソのセビージャ移籍が決定的になったようだ。

ブラジル、スペインなどの報道によると、サンパウロのレコ会長がテレビ番組のインタビューでガンソが移籍することを認めたのだという。

サンパウロはこれまでセビージャからのオファーを拒否していることが伝えられていた。しかし、セビージャが移籍金を800万ユーロ(およそ9.3億円)から950万ユーロ(およそ11億円)に引き上げたことで、容認せざるを得なくなったようだ。

ガンソは26歳。サントス時代、ネイマールと共にブラジル代表の未来を担う選手として期待された攻撃的MFだ。

ネイマールが世界的ビッグスターへと成長した一方、ガンソは不調に陥りセレソンからも遠ざかったが、サンパウロ移籍をきっかけに復調。出場こそなかったもののコパ・アメリカ・センテナリオで4年ぶりにブラジル代表に招集された。

ガンソに関しては、今季よりセビージャの指揮官に就任したホルヘ・サンパオリ監督が獲得を望んでいるとも伝えられていた。

セビージャはこの日、先に獲得した清武弘嗣が負傷で離脱することを発表したばかり。一時はセレソンの10番を受け継ぐ最有力候補にもあげられた男の加入でポジション争いは一層激化しそうだ。

なお、サンパウロは現在リベルタドーレスの準決勝まで勝ち残っているため、ガンソの合流は大会後になる見込みだという。

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