日本時間11日の早朝に行われた、リオ五輪男子サッカーのグループステージ第3節、日本対スウェーデン戦。

試合は矢島慎也のゴールにより日本が1-0と勝利したが、他会場で同組のコロンビアがナイジェリア相手に2-0と勝利。これにより日本はグループCで3位となり、このラウンドでの敗退が決定した。

8月11日は山の日。

祝日ということで多くのサッカーファンがこの試合をTV観戦していたのだが、この大一番を地上波で中継していた『TBS』ではキックオフ前にこんなCMが流れた。

広告主はJリーグのオフィシャルブロードキャスティングパートナーである『スカパー!』、CMのテーマは 「この国のサッカーとともに」だ。

欧州の名だたるクラブと比較しながらJリーグの成長やその素晴らしさを描いており、最後にはこのようなナレーションが入っている。

「日本の全てのサッカークラブ、選手、関係者、全てのサポーターにありがとう」

すでに報道されている通り、JリーグはこのほどPerform Groupが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」と新しい放映権契約を締結した。

これにより、これまでJリーグを主体的に放送してきた『スカパー!』はその中継から一歩後退することとなる。もちろんサブライセンスが与えられ放送に参加する可能性もあるが、Jリーグ中継のメインストリームはインターネットへと移行する。

そうしたタイミングで『スカパー!』が発したメッセージは、Jリーグに関わる全ての人に向けた感謝の気持ちだった。そして、「これからもずっとこの国のサッカーとともに。」というJリーグをサポートするメッセージが続き、60秒のCMは終わりを迎えている。

『スカパー!』はこのCMを、インターネット上で11日の早朝に公開している。つまり、このスウェーデン戦前が初の露出機会であり、多くのサッカーファンが視聴するこのタイミングをあえて狙ったと思われる。

『スカパー!』がJリーグの発展に貢献した部分は相当に大きい。

今でこそ「J1、J2全試合中継」というのは当たり前のように感じるが、初めて契約を結んだ2002年当時は大きな話題となったものだ。まさにエポックメイキングとも言える出来事であり、『スカパー!』の巨額投資がなければ今のJリーグはないはずだ。

放映権を手放すことになってもなおJリーグに寄り添うような姿勢を見せてくれる『スカパー!』に対して、心から敬意を表したい。