13日に行われたリオ五輪の準々決勝で、韓国を破ったホンジュラス。

試合は終始押し込まれる厳しい展開となったが、守護神ルイス・ロペスが好セーブを連発。鋭いカウンターからアルベルト・エリスの一発によって会心の勝利を収め、ベスト4進出を決めた。

同国は1956年に国際五輪委員会に承認され、1968年のメキシコシティ大会で初出場を果たしているが、全ての競技でこれまで一度もメダルを獲得したことがなく、ロンドン五輪でも日本に次いで2位でグループを突破したものの、準々決勝でブラジルに敗れている。

今回、準決勝で再びブラジルと対戦するが、もし勝利することになればサッカー界はもちろん、同国にとって初のメダル獲得という歴史的な快挙となるわけだ。

一方、2大会連続でのメダルを目指していた韓国は、優勢に進めていただけに悔しい敗戦となった。

特にオーバーエイジとして参加したソン・フンミン(トッテナム)は、メダルを獲得すれば兵役が免除される状況にあった。それだけに、試合終了のホイッスルが鳴った直後には審判に激しく詰め寄り、涙を流して悔しがったことは大きな話題となっている。

また、この敗戦は別の事態を生み出していたようだ。

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