今季清武弘嗣が加入したセビージャ。昨季から所属しているフランス人MFステヴァン・エンゾンジも主力のひとりだ。

その彼をイングランド代表に招集しようとしていたとサム・アラダイス監督が明かした。『Telegraph』が伝えている。

スペインへ移る前はイングランドでプレーしていたエンゾンジ。最初に所属したブラックバーンの監督がほかならぬアラダイスだった。

今回の件はエンゾンジ側からFAにコンタクトしたようだ。EURO後にイングランド代表指揮官になったアラダイスは、手薄な守備的MFの問題を解決する打開策としてこの案を検討。フランス生まれではあるものの、イギリスに5年間以上移住するという条件も満たしていた。

だが、代表鞍替えについてFIFAに問い合わせた結果、7年前にフランスU-21代表でプレーしていたことによりNOという回答が返ってきたという。FIFAはこの決定について控訴もできるとFA側に伝えたようだが、それは成功しそうにないようだ。

サム・アラダイス(イングランド代表監督)

「この(可能性を)我々は探っていた。だが、インポッシブルになった。(この話は)“死んだ”よ。

ステヴァンはとてもいい選手だ。彼は得るべき賞賛をこれまで一度も受けていない。そのサイズのせいでね。

フットボーラーとして大きすぎると障害にもなりえる。クレバーだったり、動けたり、シャープだと人々は思わないからね」

出場したのがアンダー代表であれば鞍替えは可能ななずだが、U-21代表でプレーしていた当時に転向の条件を満たしている必要があるようだ。

そこを含めてFIFAの判断にはなるが、元浦和レッズのエメルソンのカタール転向の際にもこの条件にひっかかったとされている。

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