28日、『O Jogo』は「スポルティング・リスボンのポルトガル代表MFアドリアン・シウヴァは、レスター・シティに移籍することを公言した」と報じた。

2007年にデビューしたあと、2011年からローンで移籍したアカデミカ・コインブラでブレイクを果たし、その後スポルティングでも重要な存在になったアドリアン・シウヴァ。

ポルトガル代表にも定着した彼に対してはレスター・シティが強く関心を寄せていると言われており、アドリアン・シウヴァ自身がインタビューに対して以下のように答えた。

アドリアン・シウヴァ

「僕はこの交渉を確認している。レスターのプロジェクトはとても興味深く、そして自分のキャリアの目標として適している。

スポルティングで15年間を過ごしてきた。このチャンスは異例のものであり、それを受け入れられる。プレミアリーグで進化できる。あの素晴らしいリーグでね。

会長は保証してくれている。両当事者にとって興味深いオファーを受けてからというもの、長い間の貢献があるから、僕がプロとして成長していくことを阻止しようとはしないと。

故郷を離れることはいつも難しい。ここはいつも心のなかにあるだろう。しかし同時に、サッカー選手としての新たな経験を得るためのタイミングなんだ。

この27年間、僕はこのクラブで育ったといえる。大きな忠誠心を示してきた。この挑戦を受け入れることに、誰も批判をすることはないと思う」

ところが、それからすぐにスポルティング・リスボンが以下のように声明を発表。そのアドリアン・シウヴァの言葉を否定した。

  1. 選手はかなりの額の給与を含む取り引きを行い、2016年2月に契約を延長した。これはキャリアの終わりまでクラブに残るということを意味する。それは絶対的に明確である
  2. アドリアン・シウヴァは『リーグ優勝をすることなくスポルティングを出ることはない』とインタビューに答えていた
  3. この数ヶ月、会長は何も言われておらず、アドリアン・シウヴァに対するいかなる提示も受け取っていない。会長は選手の父や代理人とも会っていない。選手を騙している者がいるとするなら、代理人の方である
  4. アドリアン・シウヴァは我々と契約している選手だ。人間として、アスリートとして、クラブをリスペクトする方法を知っている男だ。すべてのスポルティンギスタが彼を従うべき例として見ている
  5. スポルティングと会長は、常にクラブの利益を守り、資産を守る
  6. 選手の代理人、あるいは代表者が選手に不安定な影響を与えている段階にあることは理解している。しかしながら、クラブやファンが選手をどのように扱うかという点については影響を与えない

なお、スポルティングからはアルジェリア代表FWイスラム・スリマニもレスター・シティへ移籍するのではないかと言われており、マーケットの終盤に来て選手の流出に関する噂が絶えない状況となっている。

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